プロ入り後、最長のスランプに苦しんでいた西武・森友哉捕手(19)が28日の巨人戦(東京ドーム)で21打席ぶりの安打をマークした。
 
 森は前日に続き、この日も「5番・右翼」で先発出場。2回の第1打席で二ゴロに倒れた19歳スラッガーは1点を追う4回二死一塁の第2打席で、巨人・先発のマイコラスに前の打席で打ち取られた内角137キロのスライダーを初球から果敢にフルスイング。打球は右前に抜けるシングルヒットとなり、21日のロッテ戦(西武プリンス)以来6試合、21打席ぶりに「H」マークが電光掲示板に点灯した。
 
 前日の試合後「疲れじゃない。今は自分の状態が悪いだけ」(森)とトンネルの出口を探していたが、これを復調の足がかりとできるか。なお20打席無安打のうち、半数の10打席が三振だった。