オリックスのフランシスコ・カラバイヨ外野手(31)が26日のDeNA戦(横浜)で2打席連発の4打数2安打3打点の大活躍でチームを勝利に導いた。
5回にバックスクリーンに9号ソロを放つと、7回には右中間に10号ソロ。「オリックスは交流戦に自信あるし、まだまだ勝ちたいと思う」とニンマリだ。
試合前にBCリーグ・群馬時代のコーチだった恩師のアレックス・ラミレス氏(現群馬シニアディレクター)と再会。ここ3試合、無安打だったが「パニックになる必要はない。ステイバックしてセンターからライト方向に打っていけばいい」とのアドバイスを受け、早速実行して結果を出した。
カラバイヨは、ラミレス氏が現役時代に本塁打後の決めポーズにしていた「ゲッツ!」も“伝授”されている。
「年間30回(30本塁打)以上やれ!」とのノルマも課されており、この日の2発後もベンチ横で、きっちり「ゲッツ!」を決めた。
テスト生から入団し、今や主砲。チームの低迷が続く中、打率3割1分1厘、10本塁打、29打点と気を吐く助っ人の秘密は自ら作成したノートにもある。「相手投手の特徴や感じたことをいつもつけているんだ。ホテルや家で書いて忘れないようにしている。パソコンよりも手書きの方が覚えるからね。“カラちゃんノート”だよ」。これを投手攻略につなげているのだ。
今のところ日本ハム・大谷を“難敵”とみており「彼は手ごわいね。まだ3打席だけだけど、球の威力がすごい。しっかり対策しないといけない」というカラバイヨ。チームを浮上させるため、この先も打ちまくる。