阪神福留獲りへ「PL人脈」フル活用

2012年09月24日 18時00分

 阪神が“恋人”福留孝介外野手(35=前ヤンキース傘下3Aスクラントン)獲得に“PL人脈”をフル活用!?

 

 20日に帰国した福留に対して阪神は早速、水面下の動きをスタートさせた。だが、福留の“古巣”中日は年俸1億5000万円プラス出来高の条件に、かつての栄光の背番号「1」も用意して口説き落とす構えだし、DeNAも熱心で、こちらは2年総額7億円を提示するとも噂されている。

 

 さらには恩師・星野監督が指揮を執る楽天も動くと予想されており、阪神にしてみれば、どこも強烈なライバル。現状、虎は劣勢模様でたとえマネーゲームに持ち込んでも勝つことができるか分からないのが実情だが、チーム再生のためにも絶対に負けるわけにはいかない。そんな中、チーム内で「もうこれしかない」と言われているのが福留の母校・PL学園のつながり。木戸克彦GM補佐(51)と残留濃厚な片岡篤史打撃コーチ(43)が、同校OBで「PL学園出身の2人に福留との交渉には出馬してもらって、何とか福留を説得してもらうしかない」(チーム関係者)との声が出ているのだ。

 

 球界に多くの有力選手を輩出しているPL学園。その結束力は強いことで有名だ。福留クラスの大物になれば、金銭面だけで心を動かすのは難しいが、そのネットワークを使い、情に訴えれば獲得に向けて大きなプラスになるのは間違いないというわけ。

 

 この日、福留を含む今後の補強について虎の総帥・坂井信也オーナー(64)は「聞いてません。(中村)GMともまだ1回しか話をしていない」といいながらも「どこの会社でも予算があって合議して決定する。(予算を)絞っているわけではない。常識の範囲で価値あるものには投資する」と明言。バックアップ態勢も整っている。中日、DeNAらを蹴散らして大逆転での福留獲りへ虎は燃えている。

 

 一方、中日・井手編成担当は「興味を示しているので連絡するのは礼儀だと思っている」ときっぱり。さらに「力があるから守備もすごい。それは我々が一番知っている」と褒めちぎり、改めて獲得への意欲を示した。