花巻東・大谷ドジャース入り現実味

2012年09月24日 18時00分

 花巻東の160キロ右腕・大谷翔平投手(3年)のドジャース入りが加速してきた。日米球団のトップを切って、ド軍のローガン・ホワイトGM補佐(50)が岩手・花巻の同校を訪問し獲得の意思を佐々木洋監督(37)に伝えた。

 

 大谷は同席しなかったが、1時間40分の話し合いを終えたホワイトGM補佐は「世界でも米国でもトップの選手の一人」と大谷を高評価。自軍のエース左腕、クレイトン・カーショー(24)を引き合いに「似たような潜在能力を持った選手と信じている」と続けた。カーショーは高校時代に数々の記録を打ち立て、2006年ドラフトでド軍に1巡目指名(全体7位)され入団。08年からメジャーに定着し、昨季は21勝(5敗)、248奪三振、防御率2・28で投手部門3冠、サイ・ヤング賞。大谷と左右の違いはあるが、近年のメジャーで最も成功を収めている高卒投手だ。

 

 周辺から「本人サイドに対して一番誠意を示してきたのはド軍。佐々木監督が恩義を形にした1番面談では」と推察される球団だけに「大本命」といって差し支えないだろう。展開の利もある。メジャー事情にも通じる球界関係者は言う。「今回の大谷は4年前の田沢(現レッドソックス)と違い日本のドラフト1位候補が分散していて一本かぶりの目玉選手にはならず、たとえ即メジャーを表明しても田沢ほどの批判は受けないだろう。一番大きいのは巨人が東海大・菅野で1位指名を確定させており、必要以上の報道や日本球界からのプレッシャーにさらされていない」

 

 実際、大谷の国内球団評は、東海大・菅野、亜大・東浜、大阪桐蔭・藤浪との“四天王”の中では「即戦力としては4番手」の声が多い。

 

 今後の流れとしては「日米全球団との面談後にメジャー挑戦を表明。ドラフト指名お断りの意思を国内球団に通知するというシナリオができているのでは」(前出関係者)ともいわれている。