左太ももの張りで開幕から故障者リスト(DL)入りしているカブスの和田毅投手(34)は14日(日本時間15日)、傘下3Aアイオワでナッシュビル戦に先発し、7回を投げ4安打1失点、6三振無四球の好投。近日中に出場選手登録される可能性が高くなった。この試合も含め、和田は直近の3試合は19回2/3で2失点。3Aのリハビリ登板では6試合に先発して1勝3敗ながら防御率2・86と安定している。

 和田の30日間のリハビリ登板期間は16日(同17日)まで。期間内にメジャーに昇格しない場合はマイナーへ降格もある。ただ、この日のメッツ戦に先発した左腕のウッドがここ3試合、13回1/3で15失点と乱調続き。カブス担当記者の一人は「和田と入れ替わるのでは」と見る。和田は今季、開幕から先発ローテーション入りを目指していたが、キャンプイン直後に故障して出遅れていた。

 一方、右脚付け根付近の張りでDL入りしていたレンジャーズの藤川球児投手(34)はこの日、出場選手登録され、今季初登板した。本拠地アーリントンでのロイヤルズ戦で3―6の8回から4番手で登板し、1回を無安打無失点。勝敗などは付かず、チームは3―6で敗れた。藤川は今季1年契約でレンジャーズに入団。開幕直前のオープン戦で不調を訴え、開幕をDLで迎えていた。