DeNAの中畑清監督(61)の監督通算200勝が無念の足踏みとなった。

 12日の中日戦(平塚)は台風6号の接近を考慮し、午後2時半に早々と中止が決まった。平塚球場で練習を見守った指揮官は、登板予定だった久保を「スライドさせる」と明日13日の中日戦(横浜)の先発を明言した。

 現在、監督通算199勝と節目の200勝にリーチをかけた中畑監督は「200勝か。赤飯と鯛の尾頭付きでお祝いをしないと」とはしゃぐも「あくまでも個人のモノ。チームに勢いをつける助けになればいい」と冷静に答えた。セ首位を走る現状を「想定外」と分析しているだけに浮かれムードはない。

 それでも200勝の思い出話になると「1年目(12年)は100敗するかと思った。初勝利はうれしかった」と46勝85敗13分けに終わった就任1年目を振り返った。

 通算成績は199勝254敗16分けと依然、借金が55もある。

「ペースは遅いよな。節目とかはあんまり考えていない。記念の勝利で気合が入るなら毎日、記念日だといいな。今日は201勝記念とか。ガハハッ。とにかく一戦一戦勝つことしか考えていない」と中畑監督は“舌好調”だった。