ソフトB零敗…新垣悔しい5回2失点

2012年09月20日 12時00分

 ソフトバンクは19日、西武に零封負けを喫し、再び危機的状況に追い込まれた。鷹打線は苦手の牧田にまたも苦しめられ、5回2失点の先発・新垣ら投手陣を援護することができなかった。

 今季はこの試合まで3試合対戦し2点しか取れていなかった牧田に、この日も鷹打線が抑え込まれた。

 試合前には「走者が出たら早めにストライクを取ってくる傾向がある。とにかく走者を出すこと」(立花打撃コーチ)。また、乗ってくると早いテンポで投げ込んでくることから、相手のペースで投げさせないように打席を外すなどの工夫をすることなど、牧田対策を練っていた。

 だがアンダーハンドから繰り出す緩急自在の投球にまたも凡打の山だ。終盤の8回には代打・高谷と本多がそれぞれ右前打で無死一、二塁の絶好の好機を作った。一死後、前倒しでマウンドに上がってきた西武の守護神・涌井に内川が併殺打に打ち取られて得点を奪えなかった。

 先発の新垣は4回までは牧田に負けじと西武打線をわずか1安打に抑えていた。だが5回、一死一塁からヘルマンの右翼線適時三塁打で先制を許すと熊代にも左前適時打を許した。

「調子は悪くなかったんですが…。ヘルマンに打たれた1球は特に悔いが残ります。逆球でした」

 前回登板のロッテ戦では、快投で6勝目を挙げた。そこから中11日。体調面でも万全を期してのマウンドだっただけに、悔しさをにじませた。

 痛恨の黒星となった。上位を走る日本ハム、西武を大まくりしてのリーグ3連覇を達成するためには、2位・西武に3タテを食らわせることが絶対条件だった。「まずはここで3連勝して西武に追いつかないといけない。あとは西武が日本ハムと5試合残っているから、そこで潰し合ってもらって、なんとか日本ハムを追い抜く」(チーム関係者)

 この日勝っていれば、西武と同率2位に浮上。首位の日本ハムに照準を絞って追撃することができた。しかし、これで西武との差は再び2ゲーム。日本ハムとの差も4・5ゲームに広がった。

 残りの12試合で上位2チームを差し切る奇跡を起こさなければ、リーグ3連覇は夢と散る。