中日・大野好調の陰に立浪氏の金言

2015年05月12日 11時00分

 中日は10日のヤクルト戦(秋田)を6―4と勝利し、勝率を5割に戻した。先発の大野雄大投手(26)は6回4失点。本調子でなかったとはいえ、ここまで4勝1敗、防御率1・72と抜群の成績を残している。

 

 昨年が10勝8敗、一昨年が10勝10敗となかなか貯金をすることができないでいた大野。そんな左腕を変えたのが、中日の“レジェンドOB”の愛ある説教だった。4月28日の巨人戦(東京ドーム)で今季初黒星を喫した翌29日のこと。練習を終え、ベンチ裏に引き揚げた大野に“ミスタードラゴンズ”こと立浪和義氏(45=評論家)がアドバイスしたという。

 

「前日の登板で捕手が2年目の桂ということもあって大野はかなりサインに首を振っていた。それを立浪さんは叱ったんです。あれだけ首を振ったら桂が組み立てられない。お前ぐらいだったらサイン通りに投げても抑えられるだろう、ってね」(チーム関係者)

 

 この厳しいアドバイスに大野はハッとさせられたという。「あとで桂と話したらものすごくいろいろと組み立てを考えていたんです。自分の考えが全てじゃない。サインに絶対に首を振らないというわけではないですけど、キャッチャーの意図をもっと深く考えないといけないと思いました。立浪さんの言葉は重いです」と大野は話す。

 

 一度歯車が狂うと立て続けにやられる傾向が強かったが、立浪氏のアドバイスを受けてからは2連勝。「貯金を多くする」ことを今年の目標の掲げている大野にとって貴重な“金言”となったようだ。