巨人・フランシスコ “唯一の味方”先輩セペダに無礼行動

2015年05月12日 11時00分

セペダ(左)の横で大あくびするフランシスコ(中)

 巨人のホアン・フランシスコ内野手(27)が10日、イースタン・西武戦(本庄)で2試合連続となる3号同点満塁アーチを放った。とはいえ、この日は「5番・DH」での先発出場で、ネックとなっている守備面はいまだ不安を抱えたまま。プレー以外でも相変わらずの“問題行動”も目立っており、新助っ人の早期一軍復帰をもくろむ首脳陣とは対照的に、周囲の不安は尽きない。

 この男、すぐにでも一軍に戻ってくるのか…。フランシスコの一発は、周囲のド肝を抜く当たりだった。

 4点を追う7回無死満塁、西武3番手右腕・岡本洋の2―2からの5球目、124キロの変化球を右翼場外へ。推定140メートルのグランドスラムで、試合を振り出しに戻したフランシスコは、バットをポンと投げると「どうだ!」といわんばかりのドヤ顔でゆっくりとダイヤモンドを一周。ベンチでナインから祝福を受け、ご満悦だった。

 試合後は通訳を通じて「打ったのはスプリット。チームを同点にできて、いい仕事ができたかなと思う。(2戦連発は)うれしいね」とコメント。しかし本紙記者から英語で「日本の投手に慣れたか?」と直撃されると、不機嫌モードになり英語で「ハ? 何て言ってんの?」と“塩対応”。いずれにせよ、この日は5打数2安打4打点をマークして存在感は見せつけた。

 岡崎二軍監督は「当たれば飛ぶことは分かっている。慣れてくれば、もっと打つことができるはず。彼は一軍で失敗したことも認めているし、そういう素直な心も持ち合わせている。こうやって結果を出すのは大事なこと。規格外のものを持っている選手だし、それをうまく引き出せるようにしたい。(登録抹消から最短の)10日で一軍に戻せるようにするのが我々の仕事。守備は来週の試合で就かせるつもり」。最短で一軍に上げられるよう、バックアップ態勢を整える方針を示した。

 確かに「当たれば飛ぶ」が…。解決されていない懸案事項は山ほどある。この日の試合前、内野ノックを受けたものの、捕球し損ねてスタンドから「あんなゴロも捕れないのかよ!」とヤジられ失笑を買うシーンもあった。2戦連発場外弾を放った二軍戦2試合は、いずれも「DH」。守備での不安は残ったままだ。

 一方、素行の問題も気になるところ。この日の試合前の練習中、打撃練習を行っていたセペダの頭を、打撃用ヘルメットの上からバットで何度か小突いたかと思えば、さらには平手で脳天を数回、たたく場面も…。7歳年上のセペダはこれまで、フランシスコをかわいがってきたのだが、そんな“唯一の味方”といってもいい先輩に対し、調子に乗りすぎて失礼な態度を連発しているフランシスコに、周囲は「いくら何でもあれはやりすぎ。セペダもそのうちブチ切れるぞ」と、あきれ返っている。

 フランシスコの2戦連発の知らせを聞いた原監督は「(3号満塁弾は)おお、良かったね! 魅力があるから呼んだわけだから」。とはいえ、打撃だけで一軍に呼び戻せば…。同じ失敗を繰り返すことにもなりかねない。

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