【カナダ・トロント発】レッドソックスの上原浩治投手(40)は10日(日本時間11日)のブルージェイズ戦で6―3の9回に3番手で登板し、1回を無安打無失点、1三振1四球で今季6セーブ目(2勝1敗)を挙げ、日米通算100セーブを記録した。日米合計で129勝をマークしている上原は「100勝100セーブ」達成投手となった。先頭のコラベロをスプリットで空振り三振に仕留めると、続く代打・バレンシアを三ゴロ、トールにはフルカウントから今季初となる四球を与えたが、代打・スモークを遊ゴロに打ち取り試合終了。「今ここにいるのは親のおかげ。親にも感謝ですし、チームメートにも感謝しながら頑張っていきたい」と話した。

 ちなみにプロ野球で「100勝・100セーブ」は日米通算の楽天・斎藤隆ら計7人が達成しているが、先発して100勝以上挙げているのは江夏豊、佐々岡真司に次いで3人目だ。上原は「現役である以上は、通過点としか捉えていない」と話したものの、「過去に数人しかいないということなので、それは誇りにしてもいいと思う。長い野球界の中で、200勝をする人よりも少ないわけですから。まあ、地味に頑張ってきたことが数字として表れたのでは」と素直に喜んだ。