Gナインに見放されたフランシスコ “再生”のキーマンはセペダ

2015年05月08日 16時00分

練習を終え、カメラを指さしタクシーに乗り込んだフランシスコ
練習を終え、カメラを指さしタクシーに乗り込んだフランシスコ

 巨人の新外国人、ホアン・フランシスコ内野手(27)の“首筋”が早くも寒くなってきた。2日に一軍登録されたばかりの助っ人は広島遠征(4~6日)で拙守連発と三振の山を築いて3連敗の“戦犯”となり、G党からはヤジの嵐を浴びせられた。原監督は異例のスピードで二軍降格を決断。チーム内では厳しい評価が飛び交っている。

 問題の助っ人は7日、ジャイアンツ球場にいた。午前中から行われたファームの練習に合流すると、まずは屋外でランニングなどのウオームアップメニューを消化。その後は球団を通じて「集中したい」と、異例の非公開で室内練習場にこもった。

 練習を見守った岡崎二軍監督によれば、室内ではサインプレーや動きの確認を行ったという。同監督は「今年の巨人のフォーメーションというものを教えないといけない。守備のことは早めにきちっと指導する。守備に不安があると打撃にも影響するから」とし、早期の再昇格の可能性について「十分ある」と語った。

 だが、チーム内でのフランシスコ株は、たった5試合で地に落ちた。前日の広島3戦目では初回にバント処理を失敗し、3回にもベースカバーが遅れて捕球をミスし、3連敗を呼び込んだ。揚げ句に、交代後のベンチ内でも仏頂面でふんぞり返るなど、反省の色が見られない様子にチームメートはブチ切れ。投手、野手関係なく「もう(一軍に)上がってこなくてもいいですよ」と厳しい声が飛んでいる。

 取り巻く状況は四面楚歌。そんな中、フランシスコ再生の“キーマン”と目されているのが、同じ二軍調整中のセペダ外野手(35)だ。普段は誰に対しても無愛想なフランシスコだが、なぜかセペダだけにはベッタリ。「コーチやナインには素っ気ない態度だけど、セペダの言葉には真面目に耳を傾ける」(二軍首脳陣)のだという。

 セペダは開幕から無安打で二軍降格となった後も文句ひとつ言わず黙々と調整に励んでおり、チーム内での評価は高い。二軍首脳陣は「スペイン語圏の選手の間で、セペダはとても尊敬されているようだ。フランシスコ(ドミニカ共和国出身)も偉大な選手が日本の野球に順応しようという必死な姿を見て、いい影響を受けてくれればいいんだが」と期待する。

 この日の練習後も報道陣の取材は拒否しつつ、セペダには笑顔を見せながら仲良くタクシーに乗り込んだフランシスコ。問題山積の新助っ人が日本で成功できるかは、生真面目なキューバの至宝の手腕にかかっている。

【関連記事】

関連タグ:

ピックアップ