花巻東・大谷に早期打者転向のススメ

2012年09月22日 18時00分

 高校球界ナンバーワンの呼び声高い、岩手・花巻東の大谷翔平投手(3年)が「日本プロ野球かメジャーリーグの志望を決めた」とプロ入りの意思を表明した。先の18U(18歳以下)世界野球選手権の日本代表にも選出された160キロ右腕は「投手でやっていきたい」との希望も口にしたが、高校通算56本塁打の長打力も魅力で、いずれを評価するかは球団によってまちまちだ。

 

 大阪桐蔭の藤浪晋太郎投手(3年)と並び、10月25日のドラフト会議では大谷にも複数球団が1位指名してくることが予想されている。ただ、藤浪が甲子園を春夏連覇したのに対して、大谷は今夏の岩手県大会決勝で15三振を奪いながら9安打5失点で敗れた。それだけに「持っている可能性は打者の方が上なのではないか」と見ているスカウトも少なくない。

 

 あるスカウトが言う。「いくら球速が速くてもこの世代で一度も頂点に立てないというのは精神的な問題があるか、センスがないかのどちらか。同時期の松坂やダルビッシュ、田中と比べたら、そのレベルにはない」

 

 日本ハム・糸井のように、150キロ右腕として2003年ドラフトの自由獲得枠で入団しながら野手に転向(糸井はプロ3年目で転向)したことでトッププレーヤーになった例は多いが「同じ可能性があるのなら決断は早い方がいい」(前出スカウト)。

 

 大谷は国内を選んだ場合について「意中の球団はない。どの球団でも悔いのない野球人生にしたい」とも話したが、投手と野手のどちらで評価されているのか見極めた方が良さそうだ。