星野監督が大久保コーチを一喝

2012年09月22日 18時00分

 CS出場へ“明日なき戦い”が続く楽天。そんな中、チーム内ではまたしても事件が起こった。星野仙一監督(65)が大久保博元打撃コーチ(45)を怒鳴りつけたというのだ。同コーチに全幅の信頼を置いていたはずの指揮官は、いったいなぜキレたのか――。

 事の発端はある日の本拠地での試合前練習後、大久保コーチが打撃投手(BP)を緊急招集して行ったミーティングだった。「その前にあるBPが風邪を引いてしばらく休んだ。デーブはこれを指摘して『もっとプロ意識を持ってほしい』という理由でミーティングを開いた」(球団関係者)

 

 攻撃を統括する打撃コーチとしてはまっとうな理由での招集ではあるが、問題視されたのは“ひどい言葉”の数々だった。

 

「『オレはNPB(プロの意味?)の打撃投手がほしい』に収まらず『おまえらがそれだけの給料なのは、その程度の球しか投げないから』という発言もあったそうです。続投が決まっていることも話した上で『おまえらなんかいつでもクビにできる』という旨の発言もあったらしい」(別の球団関係者)

 

 大久保コーチの度を越した発言は瞬く間にチーム内に知れわたり「経営者にでもなったつもりなのか」「今季はアーリーワークでBPに“時間外労働”させているのに、ボロクソ言うなんてひどすぎる」といった批判が続出した。裏方に対するごう慢な態度、パワハラまがいの発言には多くの関係者がドン引きしたという。

 

 そんな出来事を星野監督が見過ごすはずはなかった。常々「裏方は大事にせなアカンのや」と話しており、日ごろから「体は大丈夫か?」などと打撃投手らに声をかけている。それだけに、関係者を介して“緊急ミーティング”の話を聞くと怒り心頭。すぐさま大久保コーチを呼び出し「おまえに何の権限があって、そんなことしとんのじゃ!」と鬼の形相で一喝したという。

 

 これまで、指揮官はアーリーワークでの功績を認め大久保コーチに打順決めを任せるなど、全幅の信頼を置いてきた。同コーチを巡ってコーチ陣の間でいざこざがあっても“デーブサイド”に立ち、後ろ盾としてやりたいようにやらせてきた。ところが、それが度重なる越権行為を招く結果に…。今回のカミナリは増長する一コーチに対して“厳重注意”を与えた格好だ。

 

 今回の一件があってからというもの、ナインを含めたチーム関係者らは大久保コーチに対する不信感を強め、信頼関係は薄れるばかり。CS出場に向け大事な時期を迎える楽天だが、やはり選手たちだけで頑張るしかないのか…。

 

楽天内紛「デーブツイッター事件」

西武戦でデーブコーチが〝暴走〟




デーブ大久保 一発逆転―プロ野球かくも愉快な仲間たちデーブ大久保 一発逆転―プロ野球かくも愉快な仲間たち
デーブ大久保

新潮社
売り上げランキング : 1040503

Amazonで詳しく見る