オリックスが“不敗神話”作りに失敗した。1日のソフトバンク戦(京セラ)は1点リードで迎えた9回二死に守護神・平野佳が李大浩にまさかの同点被弾。さらに延長10回に3点を勝ち越されて、2―5で敗れ、借金は再び8となった。何度もチャンスを作りながら追加点が奪えず、拙攻のツケが最後に回ってきたことで、森脇監督は「しのぎ合いの中で最後の最後であと一歩が及ばなかった。しっかり切り替えていくしかない」と話した。


 現場同様にガックリなのが営業部。このカードは「OSAKA CLASSIC 2015」と題し、オリックスが近鉄、ソフトバンクが南海時代のユニホームを着用。梨田昌孝元近鉄監督(評論家=61)のトークショーや始球式、ビジョンでの特別映像や南海の球団歌が流されるなど、さまざまな演出がなされた。一昨年からスタートし、今年で3度目のソフトバンクとのコラボイベントだが、これまでオリックスは3連勝中。さらに今年は「がんばろうKOBE」「Bsオリ姫デー」とイベントユニホームを着用した試合で3連勝中。イベントユニを着れば負けない…。営業部ではこの日も勝って4連勝にすることで“不敗神話”を狙っていたのだが…。


 営業関係者は「うまいこといきませんよねえ。イベントでお客さんが喜んでくれてチームが勝ったら一番いいし、ゲンがよくなる。今後もイベントが打ちやすくなる。神話になったら、よかったんですけど…」と肩を落とすばかり。今後は5月の「Bsオリ姫デー」第2弾と恒例の「Bs夏の陣」が控えるが、再び神話作りに挑戦するしかない。