阪神ナインが願う「DJ・マートン」復活

2015年04月30日 16時00分

お立ち台で勝利投手の岩田(左)を笑わせるマートン

 阪神が29日のヤクルト戦(甲子園)に3―1で勝ち、1か月ぶりの3連勝だ。マット・マートン外野手(33)が4打数2安打2打点と大活躍。打撃不振からようやく抜け出しそうな気配だが、そんな助っ人に、チーム内から、ある要望が出ている。それは試合前のロッカールームでの…。

 虎の安打製造機がようやく復活気配だ。初回二死一、二塁では中前適時打。6回一死三塁で迎えた第3打席でも勝利を決定づける右前適時打を放った。これで5試合連続安打。一時、2割5厘まで下がっていた打率も2割4分5厘まで上がってきた。マートンも「ボールに反応できた。自分としてはそこまで悪い状態ではないと思う」と手応えを口にした。

 そのマートンに対してチーム内から出ている要望は「“DJ・マートン”を復活させてほしい」というものだ。マートンは開幕前に高価なポータブルスピーカーを購入。開幕してしばらくの間はそのスピーカーで相棒のゴメスとともに選曲した音楽をホーム、ビジター問わず、試合前のロッカールームで流していた。

「すごく良かったですよ。曲名は知らない洋楽ばっかりでしたけど、ヒップホップ系が多かったですね。ノリノリのものからゴリゴリのものまであって…。なんかメジャーのロッカーみたいで、みんな、試合に向けて闘争心をかき立てられてました」(若手選手)と大好評だったが、チームは開幕3連勝を飾りながら、その後は4月4日から6連敗を喫するなど失速。マートン自身も打撃不振に陥ったこともあって、スピーカーの音は小さくなり、やがて消えてしまった。負け続きで試合前に騒いでいるわけにはいかないと自粛したようだ。

 それを、ここへきてナインらはもう一度、と言い始めた。「チームは上向いてきたし、マートン、ゴメスの調子も上がってきた。今こそ再開してほしい。2人の好調をチームに波及させて、さらに勢いをつけるには“DJ・マートン”の復活が一番だし、復活させるなら今でしょ。何とかお願いしたい」(チーム関係者)というのだ。

 マートンもお安いご用だろう。3連勝で借金は2。ゴールデンウイークに合わせるように調子を上げてきた虎は、試合前のロッカールームにおける“DJ・マートン”でも大盛り上がりとなりそうだ。