守護神打たれ広島自力CS消滅

2012年09月18日 12時00分

逆転打を許したミコライオ

 広島がいよいよ追い詰められた。17日のヤクルト戦(マツダ)は1点リードで迎えた9回に守護神ミコライオが2点を許し、痛恨の逆転負け。先発・大竹は7回3失点と粘りの投球で試合を作ると、打線は5回に3点を奪って同点とし、8回にはエルドレッドの犠飛で勝ち越しに成功。しかし最後はツバメの執念に押し切られ、自力でのCS進出が消滅した。

 大ピンチで大竹が意地を見せた。同点で迎えた6回、連打を浴びて無死二、三塁に追い込まれてしまった右腕だったが、ここから本領を発揮した。福地を149キロの直球で二ゴロに仕留めてホーム封殺で1アウトを取ると、続く森岡もスライダーで三ゴロに打ち取って2アウトを奪った。土壇場で執念の投球をする大竹にバックも応えた。最後の中村には左中間を破ろうかという鋭い当たりを打たれたが、これを中堅・赤松が快足を飛ばしてダイビングキャッチ。大竹の粘りと赤松のビッグプレーで最大の危機を脱することに成功した。

 何としても先発としての責任を果たすつもりだった。5日の中日戦の登板中に右人さし指のマメが潰れて登録を抹消されてから12日ぶりのマウンド。それだけに「今までもいろんなプレッシャーがあった。こういう状況だからこそ燃えてくる。そういうほうに持っていきたい」とCS争いをするチームに勝ちを付ける投球がしたかった。3回までに3失点を喫した大竹だったが、その後は立ち直って7回までを投げ切った。

 打線も勝利への執念を見せた。同点で迎えた8回、先頭の梵が右中間への三塁打で出塁すると、この日3三振と大ブレーキになっていたエルドレッドがきっちりと犠飛を放って逆転に成功した。前日までは2試合連続で完封負けを喫していた打線も、ヤクルトとの直接対決を迎えて復調気配だ。

 5回には二死二塁のチャンスでこの日、スタメンに抜てきされた安部が適時二塁打。初回に失点のきっかけとなる失策をしたが「いきなりピッチャーの足を引っ張ってしまって。ゲームの中で取り返したい」と自らのバットで取り返す気迫を見せた。

 しかし1点をリードして迎えた9回に悪夢の展開が待っていた。赤ヘルベンチは守護神ミコライオを投入して逃げ切りを図ったものの、これが大誤算。代打の宮本と武内に連続安打を許すと、雄平の犠打で一死二、三塁。ここで田中に2点適時打され、まさかの逆転負け。ツバメとのCS争いは終戦目前だ。