吉見緊急降板で浅尾帰還の喜び半減

2012年09月18日 11時05分

肘を気にする吉見

 中日のエース・吉見がアクシデントに見舞われた。17日の巨人戦(ナゴヤドーム)に先発したが、4回途中で右肘に違和感を訴えると、そのまま降板してしまった。

 立ち上がりは文句なしだった。〝精密機械〟とも称される制球力に狂いは全くなく、3回までパーフェクト投球。試合中に権藤投手コーチが、15日の広島戦で6回をわずか56球で1安打無失点と投げ切り、5か月半ぶりに復活勝利を挙げた元エースに例えて「川上憲伸みたい。ゆったりと軽く投げているように見える。相手の間合いがまったく合っていない。これなら200球は投げられそうだね」と大船に乗っていた。ところが、4回に好事魔多しだ。先頭の長野に中前打、藤村の犠打などで二死二塁となり、4番・阿部の場面。53球目となった141キロ直球を投じた直後、顔の前でバツ印をつくって異変を訴えると、そのまま降板した。

 球団広報によると、右肘の違和感を訴えたといい、アイシングをしながら経過観察しているが、この日のうちに病院に行く予定はないという 試合は8回、荒木が決勝の2点二塁打を放ち、3連戦の大事な初戦をものにした。またこの日は浅尾が右肩腱板炎の炎症から5月14日に選手登録を抹消されて以来、約4か月ぶりに一軍復帰。7回から3番手で登板し、1イニングを1安打1四球ながら無失点に抑えた。

 昨季リーグMVPに輝いたセットアッパー右腕が戻ってきたのは朗報だが、もし吉見が長期離脱となれば、CSの戦いはかなり苦しくなる。故障を訴えたエースの症状が気がかりだ。