巨人CSへ収穫「ブランコ封じ」

2012年09月18日 12時00分

成長をアピールした小山

 巨人は17日、中日戦(ナゴヤドーム)に0—2で完敗。優勝マジックを「5」から「3」に減らすことができず、これで今回の名古屋遠征での胴上げの可能性は消滅した。先発の小山は8回途中2失点と力投したものの、この日は打線が不発。相手エース・吉見が右肘の違和感で途中降板する〝チャンス〟も生かせず、若き右腕を見殺しにした。とはいえ前回の対戦で打たれまくったブランコを完璧に抑えるなど、今後のCSに向けては収穫もあった。

 試合前の練習時のことだ。2戦目に登板する笠原と共に入念にマウンドのチェックをする小山の姿があった。ナゴヤドームでの登板は今季は8月15日以来、2度目。前回は4回5失点と崩れただけに、今回の地元・愛知での登板は胸に期するものがあった。

 この日も立ち上がりから飛ばした。初回を無失点に抑えると5回まで散発2安打と中日打線に付け入るスキを与えない。中でもチームにとって大きかったのは対ブランコだ。前回の3連戦で10打数5安打、1本塁打を含む5打点と打たれまくった。CSでも確実に戦う相手助っ人をいかに抑えるか。これが今回の中日戦の大きなテーマだった。

 小山はブランコに対し、第一打席は一邪飛、第2打席は三振、6回の第3打席は二飛と封じ込めることに成功。インコースとアウトコースを上手く使い分け、相手主砲に仕事をさせなかった。

 悔やまれるのは、8回無死一塁で回ってきた打席時に送りバントを決められなかったこと。結局、直後の8回裏に、荒木から2点適時打を浴び、降板となった。8回途中まで投げ、2失点で2敗目。打線は相手エースの吉見が4回途中で降板となったが、2番手以降も攻めきれず小山を援護できなかった。

 小山にとっては負けはしたものの、成長をアピールすることはできた。若き右腕が先発としてひとり立ちすれば、チームにとっては大きな戦力アップだ。原監督も「敵地でいいピッチングをしてくれた」と高く評価した。

 この敗戦でナゴヤドームでの胴上げはなくなり、優勝は最短で21日に行われる東京ドームのヤクルト戦となった。3連敗すれば、本拠地でのV達成も微妙な状況となる。直接対決の残り2戦。しっかりと戦って勝つつもりだ。