阪神「金本クローン化」計画

2012年09月20日 12時00分

 16日の巨人戦(東京ドーム)で通算475本塁打を放った阪神・金本知憲外野手(44)。これで、阪神などでプレーした田淵幸一氏を抜いて歴代単独10位となった。

 去り行く鉄人の一発に和田監督も「たいしたもんだ」と感嘆するばかり。その上で「若い選手たちもベンチから見ている。一打席一打席学ぶものはある」と若虎に“鉄人DNA”の吸収を促した。

 それだけではない。チーム関係者は「理想は(金本と)同じようなレベルの選手を9人並べること」と今オフからチームは“金本クローン化計画”をスタートさせるという。今後のチーム再生で重点を置かれるのは若虎の育成。その過程で金本がチームに残した情報やデータを使うつもり。

「金本のトレーニング法や食事法はこれまでも聞いているが、これからさらに詳しく教えてもらう。それを若手育成にね。ここ数年のリハビリ法も選手がケガした時には生かしていく」

 別の関係者もこう話す。「体の強さにばかり目がいくが(金本は)状況判断だとか配球の読みだとか頭の部分もすばらしい。難しいことだけど、そこも同じレベルまで引き上げていかないと…」。金本が残した自己犠牲の精神や判断力も植えつけていく考えだ。