ケガ人続出オリックス 「頑張れ」は禁句

2015年04月23日 16時00分

故障を抱えながら出場の糸井(右)を出迎える森脇監督

 オリックスは22日のロッテ戦(QVC)も5―2で快勝して5連勝。バリントンが移籍後、初勝利し、ルーキー・西野がプロ初打点をマークするなど、全員野球で借金を7に減らした。

 しかし、チームはケガ人続出で満身創痍の状況だ。投手陣では右ヒジ手術からのリハビリが遅れているエース・金子をはじめ、守護神の平野佳、吉田一、比嘉、岸田、佐藤達が離脱中。野手陣では主砲のブランコが左ヒザ痛、中島とヘルマンが右太もも肉離れ、さらに帯同はしているが、平野恵が左太もも痛、糸井も腰痛を抱える状態だ。

 あるコーチは止まらない負の連鎖について「こんなシーズンは初めて。結果がなかなか出ず、ケガ人が多くて休めない状況の中でみんなが責任を感じ、無理をしている。根を詰めすぎて“野球頭”になりすぎている。それが筋肉の張りにつながっている」とみている。苦しい戦いが続いてきた中、心身ともに余裕がなくなっているという。

 そこで首脳陣はリラックス作戦を推奨する。ナインに重圧をかけないよう「頑張れ」は“禁句”とし、球場への早出練習もできるだけセーブ、移動休みも増やしている。「野球のことばかりを考えず、映画を見るとか、外を散歩するとか、気持ちを切り替えてほしい。我々も球場で冗談を言って、なるべく楽しい雰囲気を作るようにしている」(あるコーチ)というほどだ。

 さらに甘~い“武器”も用意。「脳を活性化させ、リラックス効果も期待できる」と、ベンチにはソフトキャンディー「ハイチュウ」が置かれているが、それを球場だけでなく、いつでもナインが食べられるようにしている。ケガ人が復帰するまで何とか持ちこたえたいオリックスだ。