広島のEXILE作戦不発

2012年09月16日 18時00分

 ヤクルトと激しいCS進出争いを繰り広げる広島は、15日の中日戦(マツダ)で打者9人の登場曲をすべてEXILEの曲に変更して臨んだ。通常、打席に向かう際の曲はその選手自身が選ぶが、チームを勢いづけようとチームリーダー・梵と安部の提案で2日前に“EXILE縛り”が決定。「チーム内で人気なので盛り上げるために全員、EXILEにしようと梵さんと話し合ってやりました。いい雰囲気で打席に入るために」(安部)。安部がiPodで曲を編集して用意した。

 さらに追い風も吹いた。試合前日(14日)に広島出身のEXILEのリーダー・HIROと女優の上戸彩が結婚を電撃発表。チーム内では「おめでたいことだから、この流れに乗らせてもらってうちもCS切符をつかめればいいんだけどね」(球団関係者)と“便乗効果”に期待を寄せた。

 しかし、試合は中日投手陣の継投策の前に打線が奮わず、わずか3安打の零封負け。まさかの不発にナインは「いい流れをもらって何とか打ちたかったが、うまくいかなかった…」と肩を落とすしかない。ウエディング効果よりもCS争いのガチガチの緊張感の方が勝った格好だ。

 これでヤクルトに2ゲーム差に引き離された広島。野村監督も「見ての通り。どうしようもない。歯がゆいし、情けない。相手どうこうではない。自分たちの打撃ができていない」と嘆くしかない。チーム内からは「こうなったらリラックスして打席に入るために全員、クラシックにしたり、気合を入れるためにロッキーのテーマにするのもいいかもしれない」とさらなるプランも上がっているが…。