<DeNA0-3巨人(15日)>おごるベイは久しからず…。巨人・原監督のインフルエンザ感染を“おちょくって”いたDeNA・中畑監督がとんだしっぺ返しを食らった。

 練習中にその事実を知った指揮官は妙に上機嫌だった。ベテラン取材陣を見つけるとニヤニヤしながら「年を取っている人はインフルに気をつけないと」と自ら口火を切ると「(原監督に)治し方を教えようか? 部屋の中でジッとしているしかない」と、就任1年目の2012年2月のキャンプ中にインフルエンザに感染し隔離された経験がある“先輩”として持論を展開した。さらに中畑監督は「今日は川相ヘッドが指揮を執るの? わざとうつしたんじゃないか」と先にインフルエンザに感染して休養していた川相ヘッドコーチの“陰謀説”まで唱えた。

 健康面には自信がある中畑監督は雨天中止となった前夜に痛飲したという。この日の練習前には「飲みすぎて二日酔いだよ。ガハハッ」と笑っていた。借金返済に四苦八苦の巨人に比べて自軍は中日と首位争いを演じている。そんな余裕もあってか、いつも以上に冗舌だった。

 しかし、その後の試合は6回まで巨人打線を2安打に抑えていたモスコーソが、7回に金城に3ランを被弾し、0―3で敗戦。ちょっと調子に乗りすぎたか。