デーブ監督 古巣・西武への“出禁解除”知らなかった

2015年04月15日 16時00分

古巣・西武プリンスドームのファンの声援に応える大久保監督(手前)

 引き分けを挟んでの5連勝で貯金を初めて1とした楽天・大久保博元監督(48)が古巣の“出禁”解除を喜んだ。

 

 14日の西武戦(西武プリンス)に銀次の決勝適時打で2―1で勝利。現役とコーチ時代を過ごしたこの球場で、指揮官として初勝利を挙げた大久保監督は「つい西武側(のベンチ)に行きそうになっちゃう」と郷愁をのぞかせた。

 

 大久保監督は2010年に菊池雄星への暴行で西武の二軍打撃コーチを解雇され、西武と法廷闘争を行った。この処置として西武は12年、楽天の一軍打撃コーチだった大久保監督への試合前の「あいさつ禁止令」を出し、大久保監督はオープン戦でも西武ナインとの接触を避けてきた。

 

 球界では観客を入れる前、敵チームであってもかつての恩師や先輩のもとにあいさつに行くのは礼儀となっている。だが大久保監督は「(西武の)選手たちがオレにあいさつすると(球団に)いろいろ言われるから…」と中村、栗山らかつての教え子たちの立場を考え、自らが距離をとっていたという。

 

 ところが昨年7月の監督代行就任時、西武幹部は「(大久保監督と)あいさつしちゃいけないとか、そういうのはない」と明言。つまり“出禁”は解除されていたのだが、オフに正式に監督に就任した大久保監督はその事実を知らなかった。

 

 この日、あいさつ解禁を伝え聞いた大久保監督は「そうなの?」と目を輝かせながらも「でもオレからは(あいさつに)いかないよ」と、今のところは対戦相手として一線を引く構え。それでも西武とのトラブルは大きな心のトゲとなっていただけに、関係改善は今後、指揮を執る上でも大きなプラスとなりそうだ。