阪神5連敗でも…巨人よりはマシや!

2015年04月10日 16時00分

審判に代打を告げる和田監督(左)

 阪神は9日のDeNA戦(甲子園)に1―2、貧打を解消できずに5連敗を喫した。これで3カード連続負け越し。巨人と並ぶ4位だが、チーム内からは強気な声が出ている。「まだまだいけるねん! ウチは巨人とは違うんや!」というのだ。

 

 本拠地・甲子園開幕の3連戦でまさかの3連敗。1999年以来、16年ぶりの屈辱だ。先発の岩崎は7回までDeNA打線に対し、走者を許しながらもかわし続けたが、8回につかまり一死一、三塁としたところで福原にスイッチ。その福原が連打を浴びた。和田監督は「チームとしては悔しい連敗。でも(選手に)悲壮感はいらない。また明日からという新たな気持ちでやってほしい」と話した。

 

 そんな敗戦続きでも虎サイドは強気。「ウチは先を見ている。同じ4位で苦しんでいるといっても、少しこけたら最初のコンセプトを変えて阿部をすぐ捕手に戻したり、バタつく巨人とは違う!」とチーム関係者は声を大にする。根拠はこの日の指揮官の采配で、まずは反撃を見せた8回の場面。1点を奪い、なおも二死一、三塁で、ベンチに「代打の神様」関本が控えていたにもかかわらず、打席に不振の上本をそのまま送ったこと(結果は中飛でチェンジ)という。

 

 和田監督はその起用理由を「上本が上がってこないといけない。まだ先は長い。ああいう場面で1本出れば変わる」と説明したが、チーム関係者はさらにこう続けた。「上本は選手会長。監督の言う通り、あいつが上がってこないとチームも上がらない。結果は出なかったが、そこには監督の強烈なメッセージがある。“お前がしっかりしろ”というね。それはみんな感じたし、上本も受け取ったはずだよ。監督は今ではなく、先も見ている。この打席は将来必ず生きる」

 

 0―0の7回二死一塁で先発の岩崎に打順が回っても、和田監督は代打を送らず続投させ、球数が100球に至った8回に失点し、敗戦につながったが、これについても、チーム関係者は「あれも先を見てのこと。岩崎は100球の壁を越えないといけないんだ」。すべて長いシーズンを考えてのことと強調するのだ。

 

「もう一歩というところまで来ている。(選手は)早い段階で殻を破ってほしい」と和田監督。5連敗でも強気の虎。これらは決して負け犬の遠ぼえではないはずだ。