【サウスカロライナ州グリーンビル9日(日本時間10日)発】レッドソックスの上原浩治投手(40)が傘下1Aグリーンビルの本拠地開幕戦前の練習に参加。シミュレーションゲームと呼ばれる実戦形式の練習でマウンドに立ち、延べ6人の打者に計20球を投げた。うちスプリットが11球で、それ以外のボールも低めに制球されていた。2安打されたものの、それ以外は3つの内野ゴロと空振り三振だった。

 上原は「捕手のサイン通りに投げただけで、別に首も振らず、捕手にお任せしただけ」と明かした。最初の3人にはリハビリ調整に入ってから初めてとなるワインドアップから投げた。着実に復帰へ近づいているようだが「まだ怖さがある。まあ、無事に終わったし、投げられたので良かったんじゃないですか」と振り返った。投球後には外野でダッシュを繰り返すなど、練習範囲は広がり、かける負荷も大きくなっている。

 上原は11日(日本時間12日)には当地で行われる1A公式戦に登板する予定だ。