【フロリダ州フォートマイヤーズ8日(日本時間9日)発】レッドソックスの上原浩治投手(40)がキャンプ地でのリハビリ調整を終え、サウスカロライナ州にある傘下1Aグリーンビルの本拠地に移動した。

 出発前には屋外で入念なストレッチやランニングメニューで体をほぐし、キャッチボールを11分間行った。痛めた左太もも裏の回復具合について上原は「早いか遅いかは分からない」。翌9日(日本時間10日)に予定されているシミュレーションゲームの登板については「まあ、明日もBP(打撃投手)みたいなものなの。足と相談しながらですね。足が行けるかどうか確認したい」と話した。

 開幕を故障者リストで迎えた上原の復帰は最短で11日(同12日)だが、その日は1Aグリーンビルの公式戦で登板することが濃厚。ファレル監督らレッドソックス首脳陣はその登板でリハビリを完了し、13日(同14日)に行われる本拠地開幕戦からの復帰を切望している。もっとも上原は「それ(本拠地開幕戦での復帰)はまだ、最後(11日)に投げてどうなるか、なので。そのまま残るかもしれない」と慎重な姿勢を見せた。