大隣悔し!札幌Dでハム食べこぼし

2012年09月15日 12時05分

チャンスで細川はけん制死

 またしても崖っぷちに立たされた。ソフトバンクは日本ハム戦(札幌ドーム)に0—1で惜敗。打線は防御率リーグトップの吉川を打ちあぐね、8回途中1失点の先発・大隣を見殺し。好相性を誇っていた札幌ドームで今季初黒星を喫した。前々日までは5連勝と追撃ムードだったが、ここに来て2連敗。西武、日本ハムの背中が遠のいてしまった。

 先発の大隣が1点に泣いた。8月31日の試合で手に汗を握る投手戦を演じた日本ハム・吉川との左腕エース対決。パ・リーグの防御率1位と2位の投げ合いは、終盤までスコアボードに「0」を刻み続けた。

 絶好調の吉川に対して、大隣は走者こそ出しながらも得点を許さない粘りの投球。しかし、8回についに力尽きた。先頭の糸井に中前打を許すと、二死三塁から小谷野に110球目の直球を中前へ。ついに均衡を破られてしまった。

「粘ってきたけど、意味がなくなってしまった。自分の自信のある球で行ったけど、打たれてしまい悔しい」(大隣)

 まさに意地の投球だった。6日の前回登板では、これ以上ないほどの悔しさを味わった。7月以降は負けなしの7連勝。逆転Vの切り札として、中5日で首位・西武を相手に臨んだマウンドだったが、今季最短の3回3分の2で5失点を喫してKO。「悪い時の自分の投球だった」とうなだれた。この日のリベンジ登板で勝利への執念を感じさせる投球を見せたが、チームを勝利に導くことはできなかった。

 打線が吉川に完ぺきに抑えられた。絶好調の剛球左腕を相手に2安打完封負け。4回以降は無安打だった。唯一のチャンスは6回。けん制悪送球もあり無死二塁のチャンスを作ったが、1番・本多の打席で二塁走者・細川が飛び出してタッチアウト。秋山監督は「ビッグチャンスを手放してしまったからな」と話した。

 今季は札幌ドームで5勝1分けと負けなし。終盤に得点することが多く「本拠地なのに勝手に焦ってバタバタしてくれるような印象。この相性を生かさない手はない」(チーム関係者)との声も出ていた。しかし、吉川の快投の前にそんな吉兆も吹き飛んでしまった。

 首位・西武までのゲーム差は再び4に拡大。2位・日本ハムまでも3・5ゲーム差だ。またしてもホークスは崖っぷちに立たされた。