阪神が“ご近所”オリックスの低迷にニヤリ

2015年04月07日 16時00分

本拠地開幕から再び波に乗っていきたい和田監督

 2カード連続負け越しと調子落ち気味の阪神が、泥沼の最下位・オリックスの惨状にほくそ笑んでいる。昨オフは金子、中島の獲得を目指すも、お隣のオリックスに取られて補強ゼロの憂き目に遭った。だが、フタを開けてみれば総額40億円とも言われる大補強で高笑いしていたオリックスの方がまさかの大低迷…。そんな状況を阪神は“一服の清涼剤”にしているようで…。

 

 お隣さん同士の仲は何とやら…というが、昨オフの補強が全部失敗し、若手の底上げに“必死のパッチ”だった阪神にしてみれば、開幕からまだ1勝のオリックスはネタの一つにするしかないのだろう。

 

 あるフロント幹部は声をひそめてこう言う。「オリックスさんには申し訳ないが、どこかでそれ見ろ、という思いもあるよ。やっぱり野手を集めてばかりでは勝てないという典型になってしまっている。かつての巨人も4番ばかり集めてなかなか優勝はできなかったが、それと似ている。実績ある選手が多いと監督も厳しくはできないし、チームに競争は生まれない。野手が余りまくって『試合で打席数が足りない』という選手の不満も聞いたよ」

 

 FA残留したエース・金子に他球団からブランコ、バリントン、小谷野、中島…とこれでもかの大補強を断行したオリックス。補強ゼロの阪神からすれば、まばゆいばかりの「オフの主役」となったが、フタを開けてみれば投打ともに機能不全。泣きっ面にハチの状態で、守護神・平野佳ら頼みのリリーフ陣も故障者が続出するなど、目も当てられない状態と化しているからだ。

 

 それだけに別の球団関係者も「ウチも伊良部、下柳と大補強した時期はあるけど、若手以上に練習するやつだったから、若手もいい影響を受けてくれた。今のオリはそれがないでしょう。というより最初から投手を補強すれば良かったのに。金子が間に合わないのは予想されていたのにね。まあ、逆にウチは岩本ら若手の何人かが計算できそうになってる。まだ先は長いけど、今は補強ゼロが逆に良かったんだという話にはなってるよ」とほくそ笑むほど。オリックスの大低迷は今や阪神の“一服の清涼剤”になっているのだ。

 

 現場では和田監督が6日、昨年16勝とカモにしていたDeNAと本拠地開幕戦でぶつかることに「勢いを感じるし、(相性が良くても)逆にウチは一昨年やられている。簡単には考えてない」と油断禁物を強調した。オリックスの低迷を横目に再スタートだ。