佑ちゃん「並の投手」か「秘密兵器」か

2012年09月17日 18時00分

 二軍で調整中の日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が13日、プロアマ交流試合となるJX―ENEOS戦に先発。二軍降格後6戦目の登板も打たれてしまった。相手のJX―ENEOSナインからは“厳しい評価”を下された。

 4回まで走者を背負いながらも無失点に抑えていたが、5回に捕まった。一死一、二塁のピンチで途中出場の左打者・田畑(20=桐蔭学園)に対する初球。ツーシームが甘く入り、右中間席まで運ばれた。

 打たれた瞬間、右膝をついてガックリ。ネット裏で視察した栗山監督もあぜんとした表情だった。結局、6回にも併殺崩れの間に1点を献上。そのままチームは3―4で敗れたため、社会人チーム相手にまさかの敗戦を喫した。

 真っすぐを中心としたパワーピッチを試したが、対戦したJX―ENEOSの選手は「普通の投手。腕の振りの割に球が来なかった」とバッサリ。また、ほかの選手からも「真っすぐのスピンは利いているけど、伸びがなかった。社会人でもざらにいる投手。もっと伸びのある球を投げる選手はたくさんいます」とこき下ろされた。社会人選手から“並の投手”という厳しい評価をされてしまった。

 それでも、斎藤はへこたれていない。試合後には「打たれたのは悔しいけど、内容には満足している。自分のやりたいことを見失わないようにしたい。来年、再来年のためにも今は大事な時。結果だけにこだわるのはよくない」。視察した栗山監督も「どこかであいつの力が必要になる。チャンスはないわけではない」とCS、日本シリーズでの“秘密兵器起用”を示唆した。

 6戦で34回27失点(自責点23)、防御率6・09となった斎藤は「いつ一軍に呼ばれてもいいように準備をしたい」。唯一の救いは本人の心が折れていないことか…。