<阪神4-2巨人(3日)>阪神の3番打者・西岡剛内野手(30)が5打数4安打と大暴れだ。5試合連続安打、2試合連続猛打賞と打撃絶好調。打率をリーグ2位の4割2分9厘(3日現在)にまで上げた。「G倒? 勝てたことが一番。去年の今ごろは入院していましたし、ユニホームを着れて感謝の気持ちでいっぱい」。東京ドームは昨年の開幕カードで福留と激突負傷した因縁の舞台。そこで改めて存在感を見せつける活躍だ。

「オープン戦が、あの結果(不振)でも信じて起用してくれた和田監督の期待に応えたい一心だった」とも西岡は言う。上本との二塁手争いから一転、和田監督からの要請で「チームのためにやるしかない」と沖縄・宜野座キャンプ最終日に三塁転向を快諾したものの、オープン戦では拙守&打撃不振。チーム内外で不安説がささやかれていたが、それも一掃だ。

 頼れるヒットマン・西岡。開幕前「周りはいい印象がないかもしれないけど、今年の剛は絶対やるよ。俺は信じている」と断言していた和田監督もさぞや鼻高々だろう。