日本ハム・大谷翔平(20)に待望の一発が飛び出した。1日のロッテ戦(QVCマリン)に「5番・DH」で先発出場した“野手・大谷”は2回、ロッテ先発・藤岡貴裕投手(25)の投じた直球をバックスクリーンにはじき返し、今季1号ソロを放った。

“投手・大谷”はオープン戦で3試合に登板し、防御率7・36と首脳陣を不安にさせた。プロ3年目で初の開幕投手を務めた3月27日の楽天戦(札幌ドーム)では幸先良く白星を挙げたが、右ふくらはぎがつり、6回途中で降板。何かと周囲を心配させてきたが、野手では2試合目にして一発回答だ。

 今季1号が貴重な先制弾となった大谷は「スイングが良かったのはもちろんなんですけど、ボールをしっかり見極めることができたのが大きかったのかなと思います」と手応えを口にした。

 2回には岡大海外野手(23)のプロ初本塁打でさらに3点を追加。一挙4点を奪った日本ハムが5投手の継投で1点差を守り切り、4—3で勝った。