斎藤佑樹“もし社会人にKOされたら…”

2012年09月12日 18時00分

 まさに背水の陣だ――。日本ハム・斎藤佑樹投手(24)が11日、千葉・鎌ケ谷市内の二軍施設で練習を行った。13日のプロアマ交流戦・JX―ENEOS戦(鎌ケ谷)での登板に向けてブルペン入り。50球を投げ込んで「だんだん体のバランスが合ってきた。リリースのときにバスンという感じ」と手ごたえを口にしたが、周囲の目は厳しさを増すばかりだ。

 

 7月30日の二軍降格以来、5試合に登板したものの0勝4敗、防御率6・10。いまだに一軍から声がかからない。チーム内からは「次のマウンドは危険」という声まで上がっている。

 

 それもそのはずだ。これまでイースタンのチームだけでなく、二軍でも出場機会の少ない若手の集合チーム「フューチャーズ」にまでボコボコにされた。さらに社会人チームにまでメッタ打ちを食らえば、いくらずぶとい斎藤でも「立ち直れなくなる」とささやかれているのだ。

 

「『社会人なら抑えるだろう』と先発することになったが、これで打たれたら、相当落ち込むでしょう」(チーム関係者)

 

 しかも相手のJX―ENEOSには母校・早実高、早大出身の先輩選手が多い。KOされれば試合後に先輩ならではの痛烈な言葉を浴びせられる可能性もあるだけに「ある意味で危険な試合」という見方もある。

 

 次の登板がグラウンドでの“早大同窓会”となることについて斎藤は「会えるのは楽しみでも、そういうことを言っている場合ではない。自分の投球に集中したい」と力強く言い切った。今度の社会人戦はある意味、プロ人生最大の壁になるかもしれない。