ダルビッシュ「七色カット」の秘密

2012年09月12日 18時00分

【セントピーターズバーグ発】レンジャーズのダルビッシュはここ5試合、3勝1敗と好調だ。その要因のひとつに高精度のカットボールが挙げられる。球速は140キロから149キロで、数種類のカットボールを投げ分けているように見えるが、実際はそうではないという。

 ダルビッシュは「投げ分けようと思えば、それは出来るんですが、実は(カットボールは)1種類なんです」と明かす。なぜ、球速に違いが出ているのか。「腕を振る角度とか、身体の使い方によって(カットボールが)沈むように変化したり、(横に)動いたりするんですけど、意識はしていない」という。投げ分けない理由については「それは、投球フォームを安定させたいから」と説明した。

 ワシントン監督もダルビッシュの登板後に「今日はカッター(カットボール)が素晴らしかった」と振り返ることが多く、女房役のソトも「最近はカッターの動きがいいので相手打者を翻弄できているのではないか」と感じている。

 キャンプ中から投球フォームの試行錯誤を繰り返してきたが、ようやく固まった。ダルビッシュは「もう大丈夫かな。全部の球を、自信を持って投げる事が出来ていると思う」と自信を口にする。次は14日(日本時間15日)のマリナーズ戦で日本で何度も投げ合った岩隈とのメジャー初対戦に挑む。