ヘラヘラと審判挑発する阪神・メッセンジャーに周囲が心配顔

2015年03月21日 16時00分

不敵なヘラヘラ顔で審判を挑発?するメッセンジャー

<オリックス5-0阪神(20日)>阪神の開幕投手に内定しているランディ・メッセンジャー投手(33)が20日、最終調整となるオリックスとのオープン戦(京セラ)に先発し、5回8安打5失点と大乱調に終わった。原因は審判の判定への不満。毎年恒例の欠点がまた露呈したが、今回は不機嫌モードを超えて「ヘラヘラ顔」で審判を“挑発”。そんな問題の助っ人に首脳陣は、今年こそはと解決策を講じているが…。

 

 初回からメッセンジャーは内心ブチ切れていた。先頭の平野恵に四球を与えると“よく見ろ”とばかりに審判を見て、ヘラヘラと笑い始めて“挑発”。その後も際どい球をボールと判定されるたびに、口の端を上げて皮肉っぽく笑うのをやめない。明らかに審判への不満を表していた。

 

 試合後、メッセンジャーは「自分の感じは良かったけど投球が良くなかった。本当は(予定の)6イニングは投げたかったけど、今日は終わった。しっかりと調整して開幕を迎えたい」と審判批判こそしなかったが、球団関係者によればベンチで「(ストライクを)取ってくれない!」と不満タラタラだったという。

 

 助っ人右腕が判定に不満を示すのは以前からあることで、首脳陣の一人は「また病気が出たな」と話すほど。これまでも「下手くそ!」「ストライクとボールの判定なんか難しくないのに」と悪態をついてリズムを崩すことが多く、メッセンジャーの課題の一つになっていた。それでも、昨年最多勝と奪三振王に輝いた大事なエースとあって首脳陣は、あえて静観を決め込んできた。

 

 しかし、今回の“ヘラヘラ笑い”は、さすがにまずいと判断。山口投手コーチは「抗議の姿勢を見せるのは構わないけど、笑うのは良くない。審判に対して失礼やろ。あれは、やめさせないといけない」と“厳重注意”すると明言した。ただでさえ審判団の心証がよくないのに、今後さらに印象が悪くなることだけは絶対避けなければいけないからだ。

 

 とはいっても、いまさらメッセンジャーの性格が変わるわけでもない。開幕まで残り1週間。手をこまぬいてもいられない現状に山田バッテリーコーチは、せめてもの解決策として、こう明かした。「(捕手の)梅野には(メッセと)一緒に(判定で)悔しがってくれという話はした。例えば際どいのがボールと判定されて、その後、普通に(投手に)ボールを返すんじゃなくてね。審判を味方にしろという話は常々しているけど、メッセだけが一人、何で?と悔しがらないよう、もり立てないといけない。そうすることで少しはメッセの不満も和らぐことはあるはず」

 

 今季から梅野とバッテリーを組むことになるメッセンジャー。その女房役に、時には“芝居”を演じてもらうというわけだ。梅野も「僕はああなった(メッセがイラついた)時に、自分のできることをしっかりやりたい」。

 

 球団創設80周年を迎える今季、メッセンジャーにかかる期待は大きいだけに、周囲は必死だ。