ソフトバンク初戦必勝ローテ

2012年09月11日 12時00分

左から武田、岩崎、摂津、新垣、山田、大隣

 ソフトバンクにとって今日11日の楽天戦(ヤフードーム)から始まる9連戦は、逆転Vのための最大の正念場だ。この大事な戦いを勝ち抜くために、鷹軍首脳陣は先発ローテーションを緊急再編する。左右のエースである摂津と大隣を再びカードごとに分け、初戦必勝体勢を構築。さらに、二軍での調整を終えた岩崎を満を持してローテーションに組み込み“完封指令”を出した。頼みの鷹投でライバルを撃破し、リーグ3連覇につなげる。

 いよいよ今季最後の9連戦が今日からスタート。首位・西武とは10日の時点で3ゲーム差。一時は絶望的と思われた逆転Vが再び手に届くところまできている。

 高山投手コーチは今回の9連戦について「一つのヤマと思うので、できる限りのことを考えて、ベストの選択をしたい。チーム状況を考えて、(ローテを)詰めることも視野に入れる」と語った。

 4〜6日の西武戦でエースの摂津と大隣の2本柱を投入した。これを従来のやり方に戻し、それぞれカードの大事な初戦に登板させる。今日11日は摂津が先発。一方、大隣は14日の日本ハム戦(札幌ドーム)への登板が濃厚となり「中何日だろうが、気にならない。やることは変わりませんから」と意気込んだ。

 新たなローテーションでいくと13日の先発がいない。そこで岩崎を抜てきする。不調のため二軍での調整を続けていた左腕に名誉挽回のチャンスが回ってくる。高山投手コーチは「完封しろ! 簡単には(2番手に)代えるつもりはないから」と叱咤激励された22歳の若武者は「優勝争いしてるから貢献したい」と鼻息を荒くした。

 9連戦で最重要となってくるのが、17〜19日の西武との直接対決(ヤフードーム)。ここでは摂津、山田を中5日で送り込む。摂津も「たぶん2回投げることになると思う」とやる気満々だ。

 賭けであるのは百も承知。シーズンの佳境で疲労はピークである上に、登板間隔をいじりまくってドタバタ感は否めない。実際、大隣は「正直疲れが出てきた」とこぼす。

 だが「森福、岡島も万全ではなく、ファルケンボーグがまた抹消された。リリーフ陣に負担がかかってるので、スターターのふんばりが大事」とチーム関係者は力説する。加えて、貧打の“1点打線”には頼れない。自慢の投手力で逆転Vへの流れをつかむ。