オリックスが、ソフトバンクの松坂大輔投手(34)のインフルエンザダウンに、がっくりしている。開幕2カード目初戦の31日に対戦予定だったのが、これによりお流れ濃厚となって「残念」という。

 対松坂なら“勝算あり”と、にらんでいたからだ。「(オープン戦での)松坂の登板を見たけど全盛期からは程遠い。ウチは今年、打者をかなり補強したし(あれなら)打てないことはなかったんだが…」とチーム関係者。松坂は17日のロッテとのオープン戦(ヤフオク)で初回に4連打で3点を失ったものの、2回から6回までは無安打投球。それでもオリックスサイドは全く脅威とは感じていなかったようで、別の関係者も「正直(31日の)松坂の枠を空けられる方が嫌だ。ソフトバンクはいい投手が多いから、代わりの投手はいくらでもいるだろう」と暗い表情で話すほどだ。

 昨年10月2日のソフトバンクとの直接対決(ヤフオク)に敗れて、リーグ優勝を逃したオリックス。31日は、そのライバルとの大事な今季初戦だけに「もしも(4月1日の2戦目先発予定の)大隣が(繰り上がって)来たら厄介。ウチは(昨季0勝2敗、22イニングで1得点と)大隣を苦手にしているからね」と警戒する声も。敵の超目玉新戦力の松坂を打ち崩して勢いに乗るつもりだったのがいきなり…。まさにオリックスにとっては、想定外の事態というわけだ。