広島が異例の“ヤクルト禁止令”

2012年09月11日 18時00分

 広島で“ヤクルト禁止令”が出された。

 現在、チームは3位ながらヤクルトとはゲーム差なしと緊迫した状態。シーズン終盤までCS争いをした経験のない若手が多く、チーム内は「みんなヤクルトの状態がどうなのか気になっている」(ある若手選手)状態という。

 7日はカモにしてきたはずのDeNAにわずか3安打に抑えられ、0―1で敗戦。野村監督は「みんな状態はよくない。その中で『ヨッシャ、俺が引っ張っていくんだ』という選手がいればいいんだが…。チャンスになって萎縮してしまっている」と停滞する打線を嘆いた。

 試合前から燕打線の「誰が調子いいか」「誰が登録されたらしい」と情報交換したり、17日からの直接対決での先発ローテを予想。試合中もベンチ裏やブルペンでスタッフらが試合速報をチェックして「今日は勝ってるぞ」と伝えるなど、過度の“ヤクルト神経症”に陥っているのだ。

 そんな状況に球団幹部が活を入れる。「そんなにヤクルトのことばかりを考えていたら、打てるものも打てなくなってしまう。携帯を取り上げるまではできないが、あまりに気にし過ぎるのはやめないといけない」とバッサリ。まずは目の前の試合に集中し、勝利をもぎ取るためにもナインのヤクルト情報を“遮断”させるつもりだ。

 初のCS進出に向けて残りは23試合となったカープ。ヤクルトとの争いがし烈になってくるが、異例の禁止令は功を奏すのか…。