アイツはどうせダメだよ――。オリックスが、楽天に入団したウィリー・モー・ペーニャ内野手(33)を嘲笑している。

 ペーニャは昨季のオリックスの主砲で、32本塁打、90打点の活躍でチームの2位躍進に貢献したが、オリックス関係者は、そのメンタルの弱さを指摘する。「ペーニャはチームの好不調に左右されるタイプ。いい時は波に乗ってすごい。去年ウチが4~5月に勢いづいたのはアイツのおかげだったけど、チームが苦しくなると打たなくなる。4番の責任を感じてシュンとなったり、イライラしてしまう。今年の楽天は戦力的に厳しい。ペーニャもそうなるよ」というのだ。

 確かに昨季、ソフトバンクとの厳しい戦いが続いた終盤からペーニャのバットから快音がなくなり、ベンチ裏で暴れて周囲が手を焼いた時期があった。さらには日本ハムとのクライマックスシリーズをケガで欠場し、チームの期待を大きく裏切った。

 その上、今年の楽天は投手陣の手駒が少なく、苦しい戦いが予想されており、オリックスサイドは、ペーニャが活躍できる環境ではないと“診断”。楽天もろとも潰れるとみているわけだが、果たして…。