3日の巨人オープン戦(札幌ドーム)に続き、11日のDeNAオープン戦(鎌ケ谷)でも4回6安打5失点と炎上した大谷について栗山監督は「本人も納得してないでしょうけど、これがアイツのプラスになってくれることを信じている」と語り、こう続けた。

「前回よりも球の状態は良くなっている。それが結果につながっていない。開幕投手を言われていろんな部分でうまくいかないことも出てくる。アイツ自身が悔しい思いをしているのはすごく意味があることとオレは思っているので、必ずプラスにしてほしい」

 あくまでも前向きに「まあ、大きなことを成し遂げようとする人間はそんな簡単にいかんぜよ、という感じだよね。嫌な思いをすればするほど必死になるし、考えるし修正をする」とエースをかばった。

 3・27開幕楽天戦(札幌ドーム)前の調整登板は18日の広島オープン戦(札幌ドーム)がラスト。そこまでに20歳右腕がどんな修正をしてくるか、指揮官はただ信じて待つしかない。