ヤングG胴上げサバイバル

2012年09月10日 18時00分

 順調にVマジックを減らす巨人。原監督は若手選手の“アピール合戦”に目を細めている。投手ではルーキーの田原や高木京をはじめ、2年目の宮国や小山。野手では大田など、終盤を支えるヤングGの活躍は「言い方は悪いが捨て駒がいない」(原監督)と語るほど。7日のヤクルト戦から一軍復帰予定だった小笠原を「今回は見送る」としたのも、若手の台頭があってこそだ。

 もちろん、当の選手たちも「マジック減らしに貢献したい」(小山)、「実績がないので(優勝するチームに)がむしゃらに食らいつきたい」(大田)と生き残りに必死だが、それには理由があるという。

「胴上げとビールかけです。この時期に二軍降格となれば、せっかくの瞬間に参加できない可能性がある。それがモチベーションにつながっているんだよ」(球団関係者)

 優勝は「多少足踏みしても、17日からの中日戦(ナゴヤドーム)あたりには決められるのでは」(関係者)と見込んでいる。つまり、7日からのヤクルト戦(神宮、新潟)や、11日からの広島戦(東京ドーム)で降格となった選手は、抹消期間が10日間あるため、名古屋での胴上げ参加は微妙だ。しかも「基本的に一日でも一軍昇格した選手には、ビールかけには参加させる予定。仮に優勝時にファームにいる選手は呼ぶことになるが、若手はみんな『ビールかけだけ参加という、肩身の狭い思いはしたくない』のが本音なんです」(別の関係者)。

 果たして“当事者”として優勝の輪に加わることができるか――。ヤングGのサバイバルレースはまだまだ続く。