ソフトバンク・松坂大輔投手(34)が10日、実戦2度目の登板となる巨人とのオープン戦(長崎)に先発した。

 この日の長崎の天候は朝から雪がちらつき、試合開始時の気温は3度。関係者が一様に開催を危ぶむ悪天候だ。だが、怪物の長崎上陸を歓迎するように開始30分前に雪はやみ、太陽が顔をのぞかせた。

 松坂は初回、制球が定まらず先頭の松本に8球を要し四球を与えた。その後、盗塁を許しいきなり得点圏に走者を背負った。一死三塁となって、亀井の二ゴロの間に1点を失った。

 2回も一死から橋本に中前打されると、次打者の初球に二盗を許した。二死となって寺内に適時打を浴び、初回に続き失点。

 3回は先頭の片岡に四球を与えると、前の回までのVTRを見ているかのように盗塁を許し、またまたスコアリングポジションに走者を背負った。後続を何とか抑えて無失点に切り抜けたが、最後まで不安定な投球だった。

 結局、松坂は3回を64球、3安打2失点、3四球でマウンドを降りた。