南海時代からの鷹党として知られ、ドン底からのプチ再ブレークの兆しを見せているタレント・森脇健児(48)が、ソフトバンク・松坂にエールを送った。

「僕なんかが怪物に再ブレークなんて失礼で言えませんが…」と恐縮しながらも、熱い思いを止めることはできなかった。松坂と同様に栄光と挫折を味わった森脇は「ビックリするような成績を残してほしいと思います。10勝10敗じゃダメです。15勝5敗でお願いします! 若いころのパターンでは通用しないかもしれないけど、そこは変化球をうまく使ったりテクニックでね。時代が流れて、小学生とか松坂選手のことを知らない人も増えてきていると思う。怪物伝説の第2章を見せてほしいですよね」と、まくし立てた。

 1990年代に大ブレークした森脇は、ピーク時に12本のレギュラー番組を抱え、ドラマにも主演する大スターだった。それが一時は露出ゼロにまで落ち込み、すっかり“過去の人”に。再びテレビのバラエティー番組などからちょくちょく声がかかるようになったのは最近のことだ。一方の松坂も、球界のスターとして日米で注目を集めたが、故障の影響で直近6シーズンは通算23勝28敗と低迷。ダルビッシュや田中といった新世代に取って代わられた。だからこそ、森脇には痛いほど松坂の気持ちが分かる。

「僕はいっぺん仕事がなくなった。野球でいうと打席に立てなくなったんです。今はマイクの前に立つ喜びを感じてやっています。先輩からは芸人は生きざまを見せるものと言われてきた。松坂さんもけがに苦しんだり、先発への思いなどいろいろあったと思う。松坂さんには生きざまを見せてほしいですね」

 怪物復活に注目しているのはファンや球界関係者ばかりではないのだ。