ソフトBの投手補強が大難航

2012年01月24日 16時58分

 球団初の日本一連覇を狙うソフトバンクの投手補強が大難航だ。球団内からは編成部門を疑問視する声が噴出している。王会長らは18日、福岡市内の球団事務所で4?5時間に及ぶ編成会議を実施。巨人に移籍した杉内ら先発3本柱が抜けたローテーションの穴を埋めるべく、ドミニカ共和国出身の右腕アンヘル・カストロらをリストアップした。


 ただ、王会長の表情は渋い。「こんなこと言っちゃなんだが、いい投手がいない。彼(カストロ)もメジャーでは投げたことがないし…。(獲得しても)ファームの可能性もある」と獲得の方向ながらも実力を不安視する異例の見解を述べた。それほど助っ人補強が難航している証しだろう。現時点で勝ち星を計算できるローテ候補は、摂津と西武から獲得した帆足だけという非常事態が続いている。


 遅々として進まない補強に球団内では厳しい声も出ている。


「杉内、和田、ホールトンが抜ける可能性が高いことは昨季中から分かっていたことなのに。今さらバタバタしてもね」「やっぱり(昨年のドラフトで)菅野、藤岡、野村といった即戦力を、他球団と競合してでも指名すべきだったんじゃないか」


 中には、昨年12月に杉内が編成幹部の失言を暴露し、当該幹部が辞任する失態劇の影響を指摘する関係者もいる。

 

「〝杉内ショック〟とは言わないけど、あの辞任で選手補強を担う編成(の幹部)が急きょ変わってドタバタした。影響なかったとは言えないでしょ」

 

 連覇の夢に早くも暗雲が漂っている。