“鷹のラッキーボーイ”江川逆転2ラン

2012年09月08日 12時00分

逆転2ランを放った江川

 ソフトバンクは7日、ロッテ戦(ヤフードーム)に4—1で快勝し、連敗を2で止めた。負ければ貯金がなくなりロッテに同率3位に並ばれるという大事な一戦で、6月30日以来の先発となった新垣が“瀕死状態”のチームを見事に救った。首位・西武までの差も5ゲームと縮まり、逆転Vにわずかな望みをつないだ。

 復帰登板となった先発・新垣。この日は6月30日の楽天戦以来となる一軍登板だったが、落ち着いた投球で持ち味を存分に発揮。初回に福浦の中前適時打で先制を許したものの、2回以降はロッテ打線をノーヒットに抑える会心の快投。7回を投げて、わずか2安打1失点で6勝目(3敗)を挙げた。

 今季は開幕ローテ入りを果たすと、初登板となった4月1日のオリックス戦で1273日ぶりの白星を完投で飾る最高の滑り出し。6月13日の中日戦では5勝目を挙げた。しかし、そこから2試合連続の乱調で登録を抹消されると、2か月以上、一軍から遠ざかっていた。「(その間は)武田が自分の穴を埋めてくれた。感謝しています。ただ、ローテ投手は抜けてはいけない。やっぱり悔しい思いはある」(新垣)。右肩痛からの復帰明けとはいえ、長期間チームの戦力となれなかった。その悔しさをこの日の投球にぶつけた。

 好投の新垣を、この日は打線が援護した。特に“鷹のラッキーボーイ”となりつつある江川が4打数4安打と大爆発。4回にはロッテ先発・成瀬の内角直球を完ぺきにとらえると、4号逆転2ランを左翼ポール際に叩き込んだ。

「打った瞬間は切れるかどうかということより、そこまで飛ばないかなと思っていたので入ってくれてビックリです」 さらに7回には明石が左中間を破る適時三塁打で貴重な追加点を奪う。続く多村が2番手・南から左翼線への適時二塁打を放ちダメ押し。試合を決めた。

 負ければ貯金がなくなり、ロッテに同率3位に並ばれる重要な一戦。そんな中での大きな勝利となった。