貧打赤ヘル…“救世主”求む

2012年09月08日 12時00分

選手交代を告げる野村監督

 広島は7日のDeNA戦(マツダスタジアム)に0—1で敗れ2連敗。このところ不振が続く赤ヘル打線は相手先発・国吉に散発の3安打に抑えられ、プロ初完封勝利をプレゼント。今井は7回1失点と粘りの投球で試合を作ったが、力投も報われなかった。。

 またしても赤ヘル打線が沈黙した。2回一死一、二塁と先制のチャンスを迎えたが、赤松、倉が凡退。さらに、4回にも無死一、二塁の好機を作ったものの岩本が併殺打で二死三塁にしてしまうと、続く堂林も空振り三振。ことごとくチャンスを潰してしまい、ゼロ行進が続いた。

 苦肉のオーダーもなかなか上手くいかない。野村監督は停滞する打線にカツを入れようと、最近は毎試合のように打順に手を入れている。

「調子のいい選手をどんどん使っていく」(高野手チーフコーチ)ことに加え、「競争心を煽って打線のの底上げを図る」ことが狙いだ。6日には中東、そしてこの日は東出がスタメン出場を果たした。

 だが指揮官が笛を吹いても、ナインはなかなか踊らない。7回には一死一塁から赤松が犠打を敢行したものの、これがDeNA・国吉へのフライとなり併殺。野村監督は「バントしたら失敗するし、打てばゲッツーになる」と頭を抱えるミスがまたも飛び出し、完全に流れを失ってしまった。

 先発の今井はプロ初完封をした前回の阪神戦の勢いそのままにコーナーを丁寧に付く投球。4回に二死二塁から梶谷に適時三塁打を浴びて1点を失っても冷静なマウンドさばきはかわらず、最後まで自分の仕事を果たした。打線が打たなければ、そんな好投も水の泡だ。

 試合後、野村監督は「みんな状態はよくない。その中で『ヨッシャ、俺が引っ張っていくんだ』という選手がいればいいんだが…」と“救世主”の出現を望んだ。CS争いの佳境で陥った“タイムリー欠乏症”。一刻も早く、ここから抜け出さないと手遅れになってしまう。