開幕ローテーション入りを目指す日本ハム・斎藤佑樹投手(26)が26日、キャンプ地最終登板となる28日の広島戦(沖縄・名護=練習試合)に向けて65球のブルペン調整を行った。

 打者を想定し1球ごとに「ウッシ!」とうなり声を上げながら熱気あふれる投球練習を披露した斎藤。前回22日のヤクルト戦(同・浦添=オープン戦)では4回2失点3四球とアピールに失敗しているだけに細かい技術的課題よりも打者に向かう気持ちを重視したブルペンとなっていた。

 黒木投手コーチは「佑樹はちょっと疲れが見えたね」というが、先発ローテ入りのためには限られた実戦登板の中で結果を出す以外に生き残る道はない。

 28日は「課題は結果を出すこと、それだけです」という斎藤の覚悟が試されるマウンドになりそうだ。