巨人 杉内&村田…松坂世代に明暗

2015年02月26日 16時00分

キレキレの杉内(右)と、途中出場し8回に安打を放った村田

“松坂世代”の立場が明暗くっきりだ。25日の韓国プロ野球のLGとの練習試合(那覇)に先発した杉内俊哉(34)は3回無失点、6奪三振で順調な調整ぶりをアピールした。一方、同じ昭和55年生まれの村田修一内野手(34)は2戦連続のスタメン落ち。途中出場で久々の安打を放ったが、三塁定位置は安泰でなくなっている。

 

 キャンプ最後の実戦となったLG戦で先発した杉内が貫禄を示した。前回より速度が増した直球と宝刀スライダーのキレが抜群で、3回3安打、6奪三振で無失点。昨季までほとんど投げなかったカーブを試す余裕も見せた。

 

 杉内は「0点に抑えられたのは良かったが、まだ課題も多い。カーブもストライクは1球だったので」と反省したが、首脳陣は揃って絶賛。原監督は「(状態は)上がってきている。彼は(開幕に)きちんと合わせてくると思いますよ」と信頼を口にした。

 

 キャンプ前半から飛ばしていた杉内は、ブルペンでも「一番状態が良い」と評判だった。なかでも最大の武器である高速スライダーのキレが戻ったことには、本人も自信を深めている。昨季は10勝6敗と中軸としては不本意な成績に終わったが、今季はあと14勝に迫った通算150勝到達を最低目標に掲げる。

 

 対照的に、杉内と同じ“松坂世代”の村田は状態が上がらず、若手の激しい突き上げを食らっている。沖縄キャンプ序盤に左すねに自打球を当てて一時別メニュー調整していた影響もあったのか復帰後2戦は無安打。この日は6回二死三塁の場面に代打で出て四球、8回二死三塁では渋く右前に適時打を放ったが、浮かない表情だった。

 

 今季から三塁に再転向した中井の勢いが目立っている。原監督はようやく安打の出た村田を「非常に集中力があった」と評したが、チーム内では「キャンプに入って監督の中井評価が急上昇している。村田といえども、いつまでも結果を出せないようだとレギュラーの座が危ない」との声も聞こえ始めている。指揮官がチーム解体を宣言している今季、巨人を支えてきた松坂世代の2人も牙城防衛に必死だ。