「一球の重み」語る黒田に「球数数え隊」プラン

2015年02月26日 16時00分

初めてフリー打撃に登板した黒田

 8年ぶりに古巣復帰した広島・黒田博樹投手(40)の「一球の重み」に球団がヒヤヒヤしている。

 

 沖縄キャンプ合流から7日目の25日、黒田は初めてフリー打撃に登板した。ルーキーの野間、有望株の鈴木誠を相手に35球を投げ、安打性はわずか「2」。黒田は「まだまだ全然。1回目だし、そこまで状態も上がってきていないので」と控えめだったが、野間は「手元で曲がってくるので捉え切れなかった」と感嘆。他球団007も「逆球がなくコントロールがいい。球種が分かっていても打てないのはすごいし、ベース付近での勢いもある」(中日・善村スコアラー)と警戒を強めた。

 

 緒方監督も「調整段階でも魅せてくれる。ただ動かしているだけではなく、きっちり投げ分けている」と目を細めるばかり。最近の対外試合は3試合で20失点と投手陣の調子がイマイチとあり、指揮官は「(他の投手陣に)後ろで見てほしかったなという思いがある」と、シート打撃に登板予定の28日には“黒田鑑賞会”を開くことも示唆した。

 

 黒田は16日の入団会見で「カープで野球をする方が一球の重みを感じられる」と発言。早速「一球の重みTシャツ」が販売されるなど、黒田が投じる一球の価値はすさまじいものとなっている。今後は球数も増えていくだけに、チーム関係者は「あれだけ緊張感を持って一球を投げているので球数は間違えられない」と戦々恐々。「100球を超えてくると数えるのも大変で間違ってしまう場合もある。一人に任せるのではなく何人かで数えるのがいい」(同)とチームでは捕手役のほかに数人態勢で球数を数えるプランまで練られている。

 

「まだまだこれから。シーズンまで時間をかけてやっていきたい」と話す黒田だが、周囲の期待は膨らむばかりだ。