開幕投手に指名されている日本ハム・大谷翔平投手(20)が24日、沖縄・名護市営球場で行われた紅白戦に先発。4回を投げて打者17人に68球、4安打2失点、9奪三振だった。

 雨で開始が約25分遅れる中での3度目の実戦登板。4回に154キロのストレートを中田に右中間本塁打された心理的影響か、続く新外国人・ハーミッダにも本塁打を浴びたが、それ以外は危なげなし。最速156キロのストレートを中心に主力打者をねじ伏せ、毎回の9三振を奪った。

 大谷は中田に許した一発について「すごい打者ですし、このぐらいのボールは打って当然かなというボールを打たれた。ちょっとこすり気味でしたけど、しっかり振られていた。あそこまで飛ぶとは思いませんでしたけど」と主砲の貫禄に脱帽。自身の投球については「全体的なバランスはよかった。しっかりと打者と対戦できていた」と評価した。

 全投球をセットポジションから投じ、68球中、ストライクは63%の43球。楽天との開幕戦(3月27日)に向けて視界良好だ。