日本ハム ドラ1有原に“ノルマ10勝”

2015年02月25日 11時00分

ひそかにV奪回の使者として期待される有原

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・有原航平投手(22=早稲田大)が、V奪回のキーマンに指名されている。昨秋のドラフト会議では4球団が競合した1番人気右腕ながら、今キャンプは昨夏に痛めた右ヒジの状態を考慮して二軍で過ごした。一軍での登板は早くても5月に入ってからと見られているが、その期待度は高い。球団関係者が言う。

 

「優勝するには最低先発の軸が2枚必要。一昨年日本一になった楽天には田中(24勝)と則本(15勝8敗)の両輪がいた。大谷は最低15勝、できれば18、19勝して貯金を10以上。新人の有原は則本までは望まなくても5月の連休明けに出てきて10勝。負けを3~5に抑えて貯金を5~7作ってもらえたら2強(ソフトバンク、オリックス)と十分戦える。新人でも有原はモノが違う」

 

 ここまで二軍暮らしのため話題になることもほとんどなかったが、仮にも4球団が右ヒジに不安があることを知りながらドラフトで1位指名に踏み切ったのは、治る見込みがあったからこそ。開幕には間に合わなくともポンと出てきて2桁勝利を挙げても不思議ではない。“忘れられた存在”となっていることで他球団の警戒が緩くなっているのも好材料だ。

 

 開幕投手に指名されている大谷は「自覚を持って前に進んでいる」(栗山監督)。3年目を迎えた二刀流に死角はなさそうだが、一人の力では限界もある。昨年、ソフトバンクとオリックスの2強につけられた6・5ゲームの差を埋めるためにも、有原のブレークは不可欠だ。